ついに国税庁が仮想通貨の税金に関してタックスアンサーを公開しました。
仮想通貨の売買も課税対象になるので、税金の計算が面倒くさくなるかどうかも現状は分かりませんが、とりあえずガチホをするつもりです。
同じくガチホする為に必要なのがウォレットですが、今回はTREZORについて纏めます。
ウォレットとは?
ウォレットは手に入れた仮想通貨を保管しておくために利用するデジタルの財布です。
二つ折りだったりマジックテープ式だったりはせず、いくつか種類があり、それぞれセキュリティの強さが違います。
ホットウォレット
ホットウォレットは常時オンライン接続されて管理されているウォレットです。
手軽に出し入れが出来る為使いやすさは抜群ですが、常時オンラインにあるためハッキングのリスクが高い問題があります。
2017年6月にJaxxウォレットが$400,000相当の暗号通貨が盗まれたという事で話題になりましたが、大金を保管するにはいささか不安です。
主なホットウォレットはBlockChain.infoやCoibaseが該当します。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは実際に神に印刷して完全なオフライン環境下で保管する方法です。
ハッキングのリスクは一切ありませんが、物理的、それも紙媒体による保管になるので、紙を紛失したり、水で濡れて見れなくなったり、ゴミと間違えて捨ててしまうと復元できないデメリットが存在します。
有名なペーパーウォレットはbitaaress.orgです。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットはハードウォレットと呼ばれる事もあります。
専用の端末を利用してオフライン環境で仮想通貨を保管する方法です。
ペーパーウォレットと同じくらいの強固なセキュリティ性で、PCやスマホに接続する事で使用が可能です。
ハードウォレットは、TREZOR(トレザー)、Ledger NanoS(レジャー・ナノS)、KeepKey(キープキー)の3種類があります。
取引所のウォレット?
一応挙げてしまいましたが、実は取引所のウォレットはウォレットではありません。
取引所は仮想通貨を売買するだけの場所で、取引所のやり取りはブロックチェーン上に記載されないIOUという形で記録される為、取引所が何らかの理由で無くなった場合、保管していた仮想通貨も一緒に無くなってしまいます。
これが、日本でも話題になったマウントゴックス事件です。
取引所には売買に必要な最低限の通貨のみを残して、二段階認証をかけて保護しましょう。
TREZOR(トレザー)とは?
TREZORのメリット
・セキュリティが強い
TREZORはデバイスの中に秘密鍵が保存されているので、流出する事がありません。
PCで入力される情報がウイルスやマルウェア、キーロガーで漏洩したとしても、物理的にデバイスと暗証番号の二つが揃わない限りは送金ができないので、手に入れた仮想通貨を安全に保管する事ができます。
・ビットコイン以外にも対応
TREZORはビットコイン以外の通貨にも対応しており、ビットコインキャッシュ、Dash、litecoin、Zcash、イーサリアム、イーサリアムクラシックの7種類の通貨を保管できます。
TREZORのデメリット
・対応通貨が少ない
7種類に対応という事で、結構多いのでは?と思うかもしれませんが、実際の所は多くのアルトコインに対応しておらず、特に人気のNEMやRippleに対応していないのはかなり痛手です。
Ledger Nano SはRippleにも対応しているので、XRPホルダーにとってはTREZORよりお勧めです。
・初期投資が高い
TREZORは1万円程なので、これまで取引所に保管していた人にとっては高いと感じる価格設定かもしれません。
リスクを取るか安全性を取るかは各々の仮想通貨に対する取り組みで決めたいところです。
TREZOR(トレザー)の設定方法
TREZORのの内容物はこんな感じです。
本体、USBケーブル、ストラップ、リカバリーフレーズ用メモが入っています。
TREZOR Bridgeのインストール
1:TREZOR端末を付属のUSBケーブルでPCに接続します
2:my TREZOR.comoへアクセスします
3:TREZOR Bridgeをインストールします
TREZOR BridgeはインターネットからTREZOR端末へアクセスする為に必要なソフトウェアです。
ファームウェアのアップデート
TREZOR Bridgeのインストールが完了したら、ファームウェアアップデートを行います。
my TREZOR.comにアクセスすると、ファームウェアアップデートを促す画面が表示されるので、「Yes,install」をクリックします。
ここまで終わると、TREZOR端末に「Install new firmware?」と表示されるので、「Continue」を押します。
リカバリーフレーズの記録
リカバリーフレーズは、TREZOR端末が壊れた時や、紛失してしまった時に復元する為に必要なものです。
リカバリーフレーズは24個の単語なので、メモに書き写しておきます。
リカバリーフレーズはTREZOR端末に表示されますが、2回までしか表示されないので、慎重に書き写してください。
TEZORについて
仮想通貨に手を付けるとどうしてもハッキングが怖くなります。
セキュリティ面でTREZORを利用するのは大変良い事だと思いますが、Rippleを持っている方はTREZORではなく、Ledger Nano S を買う様にしましょう。
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